チームコネクション~開発者ブログ~

ユニオンボーダー・りくじょしの開発陣「チームコネクション」による開発者ブログです!ちょっとした情報をお届けします!

第21回「ユニオン・デベロップメント!《コミカルマージ》編」

どうもこんにちは。

TCGフェスの興奮は収まることを知らない、チームコネクションのライジング白石です。

きっとチーフも同じだと思います!うん、開発頑張ってます!

今回は「ユニオン・デベロップメント」を公開!

ここでは各ユニオンの開発やコンセプトなどを掘り下げて紹介していきます!

今回は紫のユニオン《コミカルマージ》です。

 

 

 

《コミカルマージ》の開発について

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・原案:レインボー池内

・開発開始:初期

・ヴィジュアル:レインボー池内

・カード開発:レインボー池内(主導)、ライジング白石

命名:レインボー池内(主導)、ライジング白石

 

 《コミカルマージ》は、レインボー池内がユニオンボーダーの初期ユニオンのひとつとして誕生させました。戦い方はオーソドックスから軒並み外れた路線持ちではありますが、非常に付き合いの長いユニオンです。

 

 

《コミカルマージ》のコンセプトについて

その1:得意とすること

ユニオンボーダーはスペルやアイテムを駆使して相手よりも有利に立つことが求められるゲームであり、《コミカルマージ》においてはそれが最重要となる要素になります。《コミカルマージ》は「通常」スペルを得意とし、望む「通常」カードを手に入れたりスペルの連鎖により大きなアドバンテージを得たりすることができます。さらに自身ないしは相手のレベルを変化させられる、他とは異なったトリッキーな戦い方ができます!

 

その2:苦手とすること

そんな《コミカルマージ》は自身のターンのスペル扱いが得意な反面、相手の行動に対する干渉能力が低い傾向にあります。相手のターン中、保身のためにリソースを使うことは1枚の手札・1枚のチャージでも次のターンの動きに大きく支障をきたしますし、干渉合戦などの重要局面に対する回答の少なさが目立つユニオンです。連鎖手順も重要となるので、使用タイミングや相手の干渉を考慮しながら戦う直感的なプレーがより一層求められます。

 

 

その3:どういう感じに生まれたか?

《コミカルマージ》はユニオンボーダーの開発において、《バトルオーグル》と《メタルナイト》の同期として登場した黎明期のコンセプト・ユニオンです。レベルを変化させたり、レベル数を参照するというテクニカルなデッキとしての位置づけにあり、どのデッキにも勝利のワンチャンスを狙えるコンボデッキでした。それから新たに「通常」カードを参照したりプレイ回数を参照したりといったテーマを増やし、ユニオンの名前に恥じないより派手に「魅せる」デッキとなって現在に至ります。

 

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(レインボー池内作のパン初期稿イメージ)

ヴィジュアルは他のキャラ達と異なり、コミカルな三枚目キャラとしての位置づけがありました。最初のうちはザ・イケメンの顔立ちですが時間が経つにつれて馴染みあるあの顔へと変貌したというわけですね!大きな蝶ネクタイは相変わらず、彼のアイデンティティなのでしょうね…!

 

 

その4:開発の苦労点とは?

《コミカルマージ》はレベル変化やスペル連鎖など、その複雑さから能力そのものだけでなくリソースの与え方やスペルのコストを決めるには大変調整が必要だった問題児でした。特性上、カードゲームにおける「コストが軽いカードは使いやすく採用されやすい」というセオリー・恩恵を強く受けせざるを得ないユニオンだったので、コスト・能力の修正は指折り数えできないほどでした。そのため、我々開発陣もコストが0のカードはローリスクでプレイできる&(プレイ回数を稼げるので)このユニオンが本格的に暴れ出す理由からなるべく作るのを避けているようにしています。

個々のカードでは大した力には見えない・条件が厳しそうに見えるかわりにカード同士の連携を組むことで強力なポテンシャルを秘めている《コミカルマージ》が故に、他よりも慎重な姿勢を余儀なくされます。

 

 

その5:カードの命名について

スペルに関しての命名ルールはありませんが、「!」「?」などの符号が平気で付くほどユニークで自由度の高い命名になっています。時にセリフ、ダジャレなどクセの強い名前ばかりですがそれに従った面白い能力を持っています!

また、パンという名前はいわゆる愛称(芸名)であり、彼の本名は「パルコ・アルテイン」。頭と尻を合わせて「パン」、といった感じでしょう。ちなみにパンにはアシスタントの女の子が2人存在し、「じゃむ」(ピンク髪の子)と「まーがりん」(黄髪の子)というそうな。

 

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そんな彼女たち、カードのイラストにもしっかり存在しています!

 

その6:このユニオンの思い入れとは?

突然レベルを上げさせて敗北させるという他にはない勝ち筋が印象的であり、他にない独特な試合運びを要求されるこのユニオンは非常に印象的でした!使い始めはどのようなルートで勝利すれば分からず真価を発揮できないので、実際に開発陣が使いこなせるまで「実は強いカード」を発見できなかった調整の難しいものであったことはしっかり覚えています。しかし、ガッチリ成功させられれば勝利はこちらのもの!パズルを完成させるかのような、他にない達成感を得られるものだと思っています!

ライジング白石も、このユニオンの虜となってしまいました。ゲーム展開はまさにエンターテイメントです!

 

 

さて、今回はここまで。

あとは《ブルームメイデン》を残していますので、それの記事も後日公開しようと思っています!

 

ではまた!