チームコネクション~開発者ブログ~

ユニオンボーダー・りくじょしの開発陣「チームコネクション」による開発者ブログです!ちょっとした情報をお届けします!

第16回「ユニオン・デベロップメント!《シュトロムシ―フォーク》編」

どうもこんにちは。ご無沙汰しておりました。

猛暑が続く中でも、開発は進んでいます!チームコネクションのライジング白石です。

夏の暑さに負けず、(冷房のついた部屋で)今回もお送りします!

さて、今回は2か月前にやっていた「ユニオン・デベロップメント」を再開です!

ここでは各ユニオンの開発やコンセプトなどを掘り下げて紹介していきます!

今回は青のユニオン《シュトロムシ―フォーク》です。

 

本文は続きにて!

 

 

 

《シュトロムシ―フォーク》の開発について

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・原案:ライジング白石

・開発開始:初期

・ヴィジュアル:ライジング白石

・カード開発:レインボー池内、ライジング白石(主導)

・命名:レインボー池内、ライジング白石

 

 《シュトロムシ―フォーク》は、ライジング白石がユニオンボーダーの初期開発の際に発案したユニオンです。《バトルオーグル》や《メタルナイト》等の後に登場した、ゲームの行動を拡張に繋げる役割を果たしました。

 

《シュトロムシ―フォーク》のコンセプトについて

その1:得意とすること

ユニオンボーダーの根幹要素、それは「攻撃」「防御」「妨害」の3つ。《シュトロムシ―フォーク》はそのうちの「妨害」のユニオンとして確立させています。その中で「干渉」というよりは「奪取」によって相手を制限し、手札を補充・調整しながら戦うので非常にトリッキーな戦いが得意です!相手の動きを伺い、隙あらば足元をスクってゲームに蓋をさせられる非常にイヤらしい、コントロール的な立ち回りができます!

 

その2:苦手とすること

《シュトロムシ―フォーク》の手札破壊は唯一無二の技ですが、他のカードゲームと比べて手札破壊の強さが状況に応じて大きく変化するという欠点があります。選択肢が多い状況で使っても望ましいカードを捨てさせられないでしょうし、そもそも手札を捨てさせるためにコストを支払うので他の行動を放棄せざるを得なくなるリスクが付きまといます。チャージ能力も決して充分とは言えないので、他よりもカードを見極めチャージ管理を上手く行うテクニックが必要となります。

 

その3:どういう感じに生まれたか?

《シュトロムシ―フォーク》はユニオンボーダーの開発・発展に際して私が参入した時に持ち込んだユニオンでした。攻撃と防御が事足りていたということなので、カードゲームのアクションの代表的処理と言える「ハンデスに目を向けたデッキを作ろう!ということでした。水に関係するユニオンというところは大元変わっていなかったですが、ヴィジュアル・イメージは最初は漁師ということで進んでいましたが…最終的に「海軍」ということに落ち着きましたとさ、ということでした。

 

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ライジング白石作の指示書(LV3項)

最終的に指示書のようなヴィジュアルが完成したのも、リリース立ち上げの際でした。リバイアは厳格で聡明な若者として、赤鬼やアデルにはないクールさをヴィジュアルに織り込んでいきました!

ライジング白石も、(まさか世に出すだなんて当初は思っていなかったので)自分で作った中では完全にボトムアップ・デザインのユニオンです。

 

その4:開発の苦労点とは?

《シュトロムシ―フォーク》は手札破壊やドローなどの行動を中心に、手札のコスト相場を決める指針となっています。カードゲームは勿論手札が多い方がいいのですが、手札1枚の価値とは何かを考えるには絶好の教科書でした。相手のリソースを削ることがいかに強力な手段かを分からされ、デバッグは多く繰り返されました。

その他、リソースの与え方はどうするかという点-すなわち「ユニオンのリソースの得手・不得手」という概念もこの頃から色濃く出てきたと覚えています。これにより、各ユニオンにもステータスが現れるようになり、相性的な部分も登場しました。例えば《シュトロムシ―フォーク》ならばドローが得意だがチャージが苦手という特性を持っていると定義づけています。《放出と吸引の潮騒》や《潮の変わり目》のようなカードが、自身の特性をよく表しています。

 

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その5:カードの命名について

スペルに関しての命名ルールはほとんどなく、カタカナや漢字両方存在しています。特に海や軍事関連の名詞がつくことが多いです。

また、リバイアという名前は愛称であり、彼の本名は「リヴァイ・アリオンハルト」。頭を取ってリヴァイ・ア→リバイアという感じ。部下からは「リバイアさん」と呼ばれているとか…

 

その6:このユニオンの思い入れとは?

発案は簡単に進んだが、調整に手こずったユニオンとしての印象が非常に強かったです!つまり、「カード作りの難所」だったのかもしれません。(何と言っても新しいカードを作るのには非常に慎重で、開発を後回しにしがちだった思い出がある)

その点で言えばシュトロムシ―フォークは思い入れがあります。

そんな発案者のライジング白石ですが、実はシュトロムシ―フォークを使うのはそこまで得意ではないとか…。開発者が巧いかというと必ずしもそうではない一例です(笑)

 

 

さて、今回はここまで。

来週から新しいユニオンがリリースされるらしいです!そんな新ユニオンは今度のTCGフェスでも体験が可能です!新ユニオンの情報は続報をお待ちください!

 

ではまた!